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周りを見ること(2)

2016年11月7日(月)

久しぶりの書き込みです。

以前同じタイトルでブログを書いた内容は、サッカーやスポーツの試合で自分以外の周りの動きが如何に大事であるか、そしてそれは仕事にもつながるという話でした。今回も同じタイトルなのですが、最近感じることを書いてみます。

スマートフォンの進化、発展は私たちの生活に革命を起こしています。皆さんも納得すると思うのですが、上手に使えばこれほど便利なツールはありませんし、もはや電話というよりはコンピューターそのものを携帯している感覚です。物を注文したり、予約をしたり、音楽や映像を見たり、道案内をしたりと何から何まで一台でできてしまう現実がそこにあります。 しかし、この現実の中で最近とても気になることがあります。皆さんお持ちのスマートフォンが誰にも邪魔をされない自分(皆さん)の世界を作りだしてしまう為に、周りが見えなくなってしまう状況を生み出すのです。道を歩きながら、駅の構内などの人ごみの中、社会問題となっている運転中など。電車の中でも自分が車内のどの位置に居て、周りはどういう状況であるかが見えなくなり乗降する扉の前でスマートフォンを見たまま全く動かない人、こちらが声をかけてもヘッドフォンでこちらの声も聞こえなく、完全に周りの人の迷惑になっている状況が解らない人。何でこのようになってしまったのでしょうか?

道を歩いていても、電車に乗っていても周りの状況や色、声、香で季節の移り変わりなどを十分楽しめるのにと思っていますし、周りの人の動きで自分の周りが今どのような状況下であるかが理解できたりと「周りが見える」ことが我々が生きているうえでとても重要だと思っています。

2016年11月7日 銀座にて      野口雄志

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