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「働き方改革」に思うこと(その1)

2017年4月19日(水)

会社に勤め「働く」ことを始めてからすでに45年以上経った今でも強く感じているのは、「働く」事の喜びであり仕事に対する向き合い方の重要性を学んだ事でした。
もちろんアメリカで通算15年間従事したことも大きく影響をしています。
「働く」こととは決して辛さ、厳しさだけではやって行けないと考えます。

とは言ってあまりお金のために働いているとも感じたことはありませんでした。
それは「働く」ということで自分自身の人生に大きく影響を与えるほどの心の動きを
得ることができると考えていたからだと思っています。 但し本人がその事を意識していないと、ただ単に「働かされている」という感情で動いてしまします。
この「働かされている」という感覚ほど面白くないことはありません。今の日本で
仕事が辛い、厳しいと感じている人、あるいは月曜日はいつも会社に行く足取りが重い人は恐らくこの感情が支配しているからだと思います。

では、どのようにしたら「される」から「する」に変えることができるのでしょう。
まず大事なことは、自分自身で仕事の中身を分析する事が重要です。
何故この仕事をするのか?この仕事は本当に必要なのか?この仕事のインプットとアウトプットは何か?どのような手段が最も効率的に早くこの仕事を終わらせることが出来るのか?この仕事による成果は他の分野や仕事でも使えるのか?などです。
例え指示された仕事であっても、このようにその仕事に対して向き合う事が肝心です。
ここからが勝負になります。これらの自分での分析からその仕事が実はとてつもなく面白い仕事になるように変えていくのです。とにかく自分でする仕事の中身を分析し、消化することでその仕事で働く事を面白いことに変えていく事をお勧めします。
大事なことは自分で仕事と向き合うことなのです。
これを指示された通りにやっていたのでは、自分自身の人間力(能力)を全く使わないので面白くない仕事になってしまいます。自分で工夫する事が仕事を面白く、楽しくする秘訣なのです。

 

(続く)

 

2017年4月19日       野口雄志

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