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「人を動かす」コミュニケーションとは?
2020年6月6日(土)
新年度に入り、更に次の目標に向かって走り始めていると思いますが、如何お過ごしでしょうか?
今回の話題は、コミュニケーションの話題3回目として、「人を動かす」コミュニケーションについて書いてみたいと思います。以前、プロジェクトマネージメント協会のセミナーで日立製作所の北原氏の講演に行って来ました。人間工学的にそして音声言語学的な見地からのコミュニケーションの話でした。とても参考になりましたので、是非皆さんと共有したいと思います。北原さんはたくさんの本を書いてますので、読んだ方もいるかもしれませんが・・・。
朝日新聞の調査によるとなんと約60%の人がネットや携帯電話の発達で、人間のコミュニケーション能力が落ちていると感じているようです。 会社内でも会話もせずにメールのみで報告をする人たち、朝の会社内のエレベーターでヘッドフォンをしたまま 乗り込んできて挨拶もしない人たち、学校では単語しか発しない学生、挨拶をしない学生、コンビニではヘッドフォンをしたままレジで支払いをする人たち、街や電車で道を譲っているのにお礼を言わない人たち・・・。 話すことを忘れた人たちがどんどん多くなってきています。人間は、本来話すことによって社会を築き、文明を発展させてきたはずです。このままでは、人類史上、危機的な状況に陥ってしまうのではないでしょうか?
自分の思いを相手の心に伝えることが「人を動かす」コミュニケーションです。ただ話すだけでは伝わりませんし、相手の心は 動きません。相手が心を動かし、行動に移すことができるコミュニケーションの要素には、3つの力である、「熱意」 「誠意」、そして双方からの「好意」が必要です。そしてこの3つの力と共に思いを相手に伝える手法(チャネルあるいはプロトコル)としては、「ことば」、「話し方」そして「ふるまい」があります。 皆さんも相手の心に自分の思いを伝え、「人を動かす」コミュニケーションを実践してみたら如何でしょうか。
2020年 4月10日